一関市 初心者のための登山教室

 平成21年度の、一関市体育協会主催の「初心者のための登山教室」が、始まりました。
 今年の日程は、以下のとおりです。
5月18日 開 校 式
5月27日 五葉山
6月10日 須川岳
6月24日 秋田駒ケ岳
7月 8日 早池峰山


早池峰山
 当日私達が山を降りてくるまでは絶好の登山日和でしたが、登山口に降りてきた頃山頂付近は雷が鳴っていました。
山頂のあたりにはまだ多くの人達が残っていたので、その人達はよほど怖い思いをしたと思います。いよいよ夏山シーズンになりましたので、雷には十分な注意が必要です。
 今年の花は寒さの影響か、麓と山頂の花期の差があまりありませんでした。ハヤチネウスユキソウは山の下も上も見頃でしたが、ミネウスユキソウはほとんどが蕾でした。
 一合目を出発し、いよいよ本格的な登りです。  御金蔵付近で、雲が切れ始めました。  中腹まで来ると、早池峰山の山頂が姿を現しました。
御金蔵
千両箱に見えるかな?
 正面の岩場が、くさり場です。
そこを越えれば、程なく稜線です。
 いたる所がお花畑でした。
 くさり場直前の岩場です。  山頂は中学生の団体もいて、大混雑でした。  くさり場の下りです。
 くさり場の下で、3点確保の講習会です。  浮き石が多く、下りも大変です。  まもなく1合目の所まで下ってきました。
真ん中上部の白い点が、小田越えの小屋です。


出会った花達
モミジカラマツ ミヤマカラマツ ギンリョウソウ マルバシモツケ オオコメツツジ
オガラバナ ミヤマハンショウヅル ハヤチネウスユキソウ ホソバツメクサ キンロバイ
ムシトリスミレ ナンブトラノオ ミヤマオダマキ キバナノコマノツメ ホソバイワベンケイ
サマニヨモギ ヒメイワショウブ ネバリノギラン ミヤマアズマギク チシマフウロ
ミヤマキンバイ ナンブイヌナズナ コケモモ ヨツバシオガマ ミヤマシオガマ
コイワカガミ ハクサンチドリ アオノツガザクラ チングルマ チングルマ(実)
ウコンウツギ ミツバオウレンとマイヅルソウ ウスバスミレ ミヤマヤマブキショウマ コバイケイソウ



秋田駒ヶ岳
 雨こそ降ってきませんでしたが、20m以上の突風と霧だったので、阿弥陀池まで行って引き返してきました。  雲の中を歩く。  例年以上に雪が残っていました。
 8合目まで戻ってくると、視界も開け別世界でした。


出会った花達
 強風のためぶれた写真がたくさんありますが、勘弁して下さい。
多くの花の花びらが傷ついたりちぎれた無かったりしていました。よほど強い風が吹いたのだと思われます。
 コイワカガミは、ピンクから白まで様々な色がありましたし、ハクサンチドリは薄いピンクの株がありました。
チングルマ ヒナウスユキソウ ベニバナイチゴ ヒナザクラ ミツバオウレン
タカネスミレ ツマトリソウ マイズルソウ ミヤマダイコンソウ ツルコケモモ
ゴゼンタチバナ イワテハタザオ ノウゴウイチゴ ナナカマド オオカメノキ
ハリブキ ズダヤクシュ オオバキスミレ ムラサキヤシオツツジ ハクサンチドリ
 
様々なコイワカガミ



須川岳
 山頂へ向かう道には、ミネザクラが満開でした。
例年だと、山開きの時に満開なのですが、今年はずいぶん遅れています。
 今年は、残雪がずいぶん残っています。  ゼッタ沢もご覧の通り。
 昭和湖周辺もずいぶん雪が残っていました。  分岐点手前の雪渓。  山頂付近のミネザクラも、満開でした。
 磐井川源流部は、雪原となっていました。  10m以上の雪の壁でした。  次の雪渓は、ステップを切らないと登れませんでした。


地震による山地崩壊
 須川温泉まで行く途中には、岩手宮城内陸地震の爪痕がそちこちにありました。
 真湯の七曲りの先は、200m程真っ直ぐ崩落しています。 大薊(おおあざみ)山の稜線の南が大きく崩れています。  須川橋の先も、大きく崩落していました。


出会った花達
クロウスゴ イワカガミ タテヤマリンドウ コメバツガザクラ ミツバオウレン
コヨウラクツツジ ヒナザクラ ムラサキヤシオツツジ ツバメオモト ミネザクラ
オオカメノキ ミヤマスミレ オオバタケシマラン サンカヨウ ショウジョウバカマ
ミズバショウ ワタスゲ イワヒゲ ミネザクラ

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