ソーチェーンの目立て

 ソーチェーンの目立てにも色々と悩まされてきましたが、結論も出せた事なので目立て方法を整理してみました。
(個人的には色々あっての結論でしたが、初心者には判り難いという意見がありましたので、改めて目立て全般について書き直しの途中です。)

 1.目立てについて
(構想中)

 2.丸ヤスリによる目立て

目立ての要点
@
 ここが一番大事で、研いでいて「金属のバリ」が見えない時は、刃先が研げていません。
 まずは上刃も横刃も刃先が研げる事が大事です。
A
 切れ味の選択はここ(ワーキングコーナ-)の横刃目立て角度をヤスリの深さで調整します。

 作業内容や、バーの長さとエンジンの排気量によって、使いやすい角度を自分で選択して下さい。
B
 
.ここはいいかげんで良いと思います。
 ただし、作業内容によっては、厳密にしなければならない事もあると思います。




 @の気をつけなければいけない部分      
   
刃が研げた時に出来る「バリ」


研げている部分にだけ「バリ」ができる
 
 目立てをする時に刃をヤスリで削りますが、刃先が研げていない事が多くあります。
上の図を参考に、本当に刃先まで研げているのか確認して下さい。
    ヤスリに力を入れない方が、できるバリも細かく、刃先もきれいに仕上がります。
 刃の後ろの上が丸くなっているのは、木にぶつかるためで、ここを削っておくと切れが良くなるそうです。
 


作業内容と横刃目立て角の選択

 ガイドバーの長さとエンジンの排気量

 ガイドバーの長さとエンジンの排気量のバランスは、1ccあたり1cmを基に考えます。
つまり、40ccのエンジンだったら40cmのガイドバーが標準的な組合せとなります。このエンジンに、30cmのガイドバーを着けると 「刃の切削力」 は強くなり、逆に50cmのガイドバーを付けると「刃の切削力」は弱くなります。

 チェーンソーの選択は、まず自分の作業に必要なガイドバーの長さを決め、次に自分が行う作業で必要な 「刃の切削力」 に見合う排気量の本体を選択すると良いと思います。


 横刃目立て角の選択    
     林内作業向けの目立て角

 キックバックを減らし、スムーズな作業をするには横刃目立て角を90°に近づける方が、切削能力はやや落ちますが、チェーンソーのとりまわしや作業性は良くなるし,事故の危険率も下がります。 
 また 「刃の切削力」 の小さいチェーンソーの場合も、スムーズに切る事が出来ます。
ヤスリが浅い
 
ヤスリが深い
    上と下の図の間で、自分の作業と機械に合わせた横刃目立て角度を選択して下さい。
 上がヤスリの頭をほぼ半分出した状態で、下が1/5出した状態です。
     丸太の玉切り向けの刃

 水平に置いた丸太を切るなど、あまりキックバックを問題にしない場合の目立てです。
「刃の切削力」 が大きいチェーンソーで、ザクザクと深く削り取るような切れ味になります。

 刃の食い込みが激しいので、バーが勝手に食い込んでいく感じがします。
     

 

 3.平ヤスリなどによる目立て

(構想中)

inserted by FC2 system